無料公開中
深夜酒類提供飲食店営業の届出、相続・譲渡で引き継げる?
深夜に酒類を出す飲食店は、許可ではなく、風営法第33条の「届出」をして営みます。同じ法律の風俗営業(許可)には、相続・合併・分割のときに承認を受ける制度があります。第33条の届出には、この制度をあてはめる規定が見当たりません。承継の形態を選ぶと、条文から確認できることと、所轄の警察署へ確認が要ることを分けて表示します。個別の判断はできません。
許可を受けている場合は、深夜酒類の届出とは別に、相続の承認申請の期限があります
条文に相続を引き継ぐ規定は見当たらない:相続人が営むなら自分の届出が要ると読める
- 届出は営業所ごとに、営業所の所在地を管轄する公安委員会へ出す(風営法第33条第1項)。
- 第33条には、風俗営業の許可にある相続・合併・分割の承認(第7条・第7条の2・第7条の3)を準用する規定が見当たらない。
- 深夜酒類提供飲食店営業を営もうとする者は、その者自身が届出書を出す(第33条第1項)。届出をした本人が死亡した後に営業を続けたい相続人も「営もうとする者」に当たる。
所轄の警察署へ確認すること(条文からは確認できない点)
- 届出をした本人が亡くなった場合の廃止届出書を誰が出すのかは、第33条本文に定めが見当たらない。
- 承継の場合の警察の運用(新規の届出として扱うか等)は一次資料で確認できていない。
- 届出をいつまでに出すかの日数は、第33条本文に定めが見当たらない。
届出の内訳
- これから営む人営業を続ける相続人:営業開始届出書と添付書類(第33条第1項・第3項)出典:風営法第33条第1項・第3項
- これまでの営業者死亡した届出者の廃止届出書(第33条第2項)の扱いは所轄警察署へ確認出典:風営法第33条第2項
- 開始の届出に必要な書類の例営業開始届出書(別記様式第47号)、営業の方法を記載した書類(別記様式第48号)、営業所の平面図、住民票(本籍記載のもの。外国人は国籍記載のもの)、法人の場合:定款、法人登記事項証明書、役員全員の住民票出典:警視庁の案内(2025年11月10日更新)。内閣府令第24条第1号を根拠として示されている東京都の書類で、都道府県により異なる場合があります
このツールは風営法第33条の深夜における酒類提供飲食店営業の届出に限った整理です。届出の日数・時期は第33条本文に定めが見当たらず、承継の場合の警察の運用は一次資料で確認できていません。実際の届出前に、店舗の所在地を管轄する警察署(生活安全課)または都道府県警察の風俗営業担当へご確認ください。飲食店営業の許可(食品衛生法)は別の法律で、承継の扱いも異なります。
よくある質問
- 深夜酒類提供飲食店営業は、許可?届出?届出です。深夜に酒類提供飲食店営業を営もうとする人は、営業所ごとに、所在地を管轄する公安委員会へ届出書を提出します。風俗営業の許可にある相続・合併・分割の承認(第7条〜第7条の3)を、この届出に準用する規定は第33条に見当たりません。出典:風営法第33条第1項(e-Gov法令検索、2026-10-08取得)
- 店をやめるときや、店名・代表者が変わったときの届出は?届出をした人は、営業を廃止したとき、または届出事項(営業所の名称、氏名・住所、構造・設備の概要など)に変更があったとき(内閣府令で定める軽微な変更を除く)は、公安委員会へ届出書を提出します。日数は第33条に定めが見当たりません。出典:同法第33条第2項
- 届出をした本人が亡くなったら、相続人は届出が要る?条文からは断定できません。第33条に、死亡や相続の場合の定めは見当たりません。続ける人が届出書を提出する整理になりますが、運用は所轄の警察署(生活安全課など)に確認してください。出典:同法第33条(e-Gov法令検索で本文を確認)
あわせて確認したい承継の手続き
飲食店の営業許可、承継時は新規許可が要る?
食品衛生法の許可営業は届出で地位を承継できる。同じ店の営業許可側を確認
特定遊興飲食店営業の許可、相続・事業譲渡のとき引き継げる?
同じ風営法でも許可制のため、相続・合併・分割の承認制度がある対照的な例を確認
酒類販売業免許の相続・承継
酒類の販売免許(酒税法)の相続・承継の手続きを確認
店舗の賃貸借・リース契約、承継のとき相手の承諾は要る?
店舗の賃借権を引き継ぐとき、賃貸人の承諾が必要かを民法第612条から確認
従業員の引き継ぎ手続きチェックリスト
雇用契約・労働条件通知・雇用保険・社会保険の手続きと目安の期限を確認
廃業・承継・譲渡の手取り比較シミュレーター
廃業・承継・譲渡の3択の概算手取り額を、評価額などを入れて比べる
このツールは会員登録・課金機能を持たず、入力値はサーバーへ送信しません。制度根拠は各項目の出典表示を参照してください。